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早稲田のサークルのやばい話 | 早稲田に入学する前に知っておきたいこと

わたしの早稲田大学での四年間はとても有意義なものでした。
世界一周ひとり旅をしたり、映画製作をして受賞できたり、ミスコンに出場したり…と、様々な経験をすることができた四年間でした。

それでも、「これ、入学時に知っていれば、もっともっと素敵な大学生活だったのに・・・」と思うことはいくつかあります。

この記事では、早稲田を卒業したわたし自身が、サークル活動について、入学するときに知っておきたかったことをお教えします!
わたしの失敗から皆さんが学ぶことができますように!

Lina (サイエンスライター)
早稲田大学卒業後、新卒でフリーランスのライターとして活動をはじめる。現在はサイエンス分野のライター業に専念しつつ、ブログやYouTubeでも情報を発信している。
鹿児島出身、イギリス在住。趣味はテニスと水彩画。

早稲田のサークルはいろいろな意味でやばい

わたしが最も後悔していることはこれですね。サークル活動にあまり参加しなかったんです。

サークル活動をしないと、早稲田では友達があまりできません。ほとんどできないと言っても過言ではありません。

理系では研究室に配属されたり、学科の人数が少なかったりするために、サークル以外でもいくらかは友達ができますが、文系の学生はサークル以外ではほとんど友達ができないといっても過言ではありません。実際、わたしが同じ学部で大学を卒業してからも1年に1回以上会う友達は片手の指の数ほどです。同じ学部に600人から1000人ほどの同級生がいても、友達ができないのが早稲田です。

ちなみに、このサークルに入らなくては友達がいなくなるという情報は、当時の大学一年生であったわたしも知っていました。なので、サークルには入ったんです。フットサルサークルでした。

早稲田のサークルは「オール早稲田」のサークルと「インカレ」サークルに分けられます。オール早稲田は全員が早稲田生で構成されたサークルで、インカレサークルは他の大学の学生も参加できるサークルです。

インカレサークルには女子大に通うかわいい女の子がたくさんいるから、「ワセジョ(早稲女)」は肩身の狭い思いをする――なんてことを聞いていたので、ワセジョのわたしはオール早稲田のフットサルサークルの新歓イベントに行きました。

いくつかサークルを巡ってみて、あるひとつのサークルのイベントで「先輩たちフレンドリーだな」と思いました。練習場所もアクセスの良い場所だったので、そのサークルにすることにしました。

しかし、わたしはすぐにサークルに行かなくなってしまいました。

理由は以下の3つでした。

① ほとんどの人がフットサルが目的ではなかった
② 合宿が楽しくなかった
③ トラブル発生!

「サークル活動」そのものを目的として参加する部員が少ない

大学のサークルって高校の部活とは違って、「サークル活動」そのものを目的として参加している学生は少ないんです。

サークルに所属している大多数の目的は飲みやイベント、恋人・友達作り。練習に参加するのは、そのあとにみんなで飲んだり、スキーやスノボ、お花見といったイベントに参加する口実なんですよね。

わたしは一番まじめな人が多そうなサークルを選びました。それでも、練習ではだれも練習しませんでした。つまり、フットサルが目的で来ている人が少ないので、みんなちょっとゲームを楽しんで、あとは友達としゃべっておしまい。先輩も教えてくれない。っていうか、先輩たちが教えられるレベルじゃないんですよね。先輩に教えられてもらってないので。(中には、経験者が多いサークルももちろんありますが、かなり少数です)

ミックスでゲームをするときは、女子はゴール前で立たされて、最後にパスされてそれをゴールに入れる。

わたしはプレイがしたくてフットサルサークルを選んだので、参加する気がなくなってしまいました。

 五月に行われた新入生歓迎合宿がも楽しくなかったです。新入生歓迎合宿は、どこもだいたい二泊三日の合宿で、楽しく練習しつつ、飲みつつ(言うまでもなく新入生は未成年ですが)、新入生と上級生が交流しようというイベントです。ほとんどのサークルがこの合宿を開催しています。

合宿には多くのサークル員が参加していたのですが、そのほとんどの目的は夜の飲みでした。あとは、一年生を彼女候補として物色している先輩とか。

わたしは俗に言う「飲みサー」というか、飲みが激しいサークルは選びませんでした。先輩たちも同期も、だれも飲めない人や飲みたくない人に強制はしません。

しかし、それでも宴会は深夜まで行われます。明け方まで飲んでいる人も。

途中で抜けようとしても、新入生歓迎合宿であるために抜けにくい。抜けたとしても、同じ部屋の先輩や同期と語らうことになる。(10人部屋とかそんな感じ)眠りたくても誰かが喋っていてうるさい。

そんなこんなで、眠りについたのは二泊とも明け方でした。

それなのに、合宿場の朝食は9時かそこら。午前中のフットサルの練習など、みんな二日酔いでだれも真面目に取り組まない。

ただ単純に辛い二泊三日でした!笑(飲みが好きならこの上なく楽しめるでしょう)

一晩、話が盛り上がって楽しくて眠れなかった、っていう日もありましたが、次の日が辛かった。

そして、こういう合宿を「あと十回かそこらもするのか!」と思うと、サークルに行く気がなくなってしまいました。

また、合宿で、ハプニングが発生しました。

飲んで気分がよくなった大学2年の女の先輩が、飲み過ぎて救急車で運ばれてしまったのです。

その先輩は19歳。はい、アウト。

結局、その先輩も大事には至らず、早稲田ではよくあること(あっていいのか?笑)なので、サークル解散とかにはならなかったのですが、サークルへの信頼感もなくなってしまいました。

サークルには複数入って、しばらく雰囲気を見てから絞ろう

というわけで、わたしはサークルに行かなくなってしまったのですが、新歓イベントを逃しては、受け入れてくれるオール早稲田のサークルはそうはありません。そもそもオール早稲田のサークルは少ないし、受け入れてくれたとしても、すでに合宿で仲良しグループができてしまって、途中で入ったら浮いてしまうんですよね。

というわけで、わたしはサークル活動をほとんどしない学生生活になってしまいました。

必然的に早稲田の四年間でできた友達は少ないです。

「これでは学生生活がちょっと物足りない」と3年生になってから英語サークルにも入ったのですが、やはり「英語」を目的にサークルに来ている学生は少ない。それ故、英語のレベルが低い。

もちろん、高度な英語学習をしているサークルもあるのですが、3年生を受け入れてくれるサークルは、「まったり」サークルなので、いそいそと活動に勤しむ雰囲気ではなかったです。(みんないい人ばっかりでしたが)

早稲田に通っている学生は受験勉強をくぐり抜けて合格しているので、必然的に頭がよかったり努力家だったりという学生が多いです。そんな早稲田に4年もいながら、友達の数が少ないのはものすごい後悔です。

サークルには合う合わないが絶対にあります。そして、たまたま入ったサークルが合うラッキーに恵まれないことが多いものです。なので、サークルは少なくても3つ、多くて5つくらいは入ってもいいのではないかと思います。

その中で気に入ったサークルをひとつかふたつ、四年間の活動の場とすることをおすすめします。(そして、サークル費が集められる頃までに気に入らなかったサークルからは退散しましょう笑)

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